way to my mother #7
久しぶりに母に会う。なんか小さくなってた。

5月の連休に子供を連れて行こうと思っていたが、たろうが熱を出して取りやめ。
そのまま行けず仕舞いになっていたが、ようやく、先日、母を訪ねることができた。

母に会うのは、3月以来で、4ヶ月ぶり。
久しぶりに会った母は、なんだか小さくなっていた。

電車に乗れば、3時間足らずで会いに行けるんだが、なかなか動けなかった。
仕事が忙しいわけじゃないし、子供の世話で動けないわけじゃない。思い立てば、日帰りでさっと行けるはずなんだが、どうも腰が重かった。

母は、3年近く前の脳動脈瘤の手術以来、手足が不自由で、言葉が出なくなってしまった。
こちらの言っていることは少しわかっているのかもしれないが、しゃべれず、字も書けないので、本当のことはわからない。

この日は、たろうとまめの写真を見せたら、食い入るように眺めていた。
僕は、細くなった手足をさすりながら、ぽつぽつと子供のことを話す。母は、優しい目で僕を見てくれた。
いきなり母の鼻をつまむと、顔をしかめた。何するんやという顔で。
目ヤニが出ていたので、ティッシュでとってあげた。
同室のおばあちゃんが唄っている「夕焼け小焼け」を一緒に聞いた。

そして、また来るねと目を見て話し、病室を後にする。

母に会いに行くまでは気が重かったが、会ってからは、また来ようと思った。
自分が言っていることがわかっているかどうかは、今となってはもうどうでもよくなった。
顔を見せて、目を見つめて話しかければ、母も何かを感じるに違いない。
そう思うようにした。

もうすぐ、幼稚園も夏休み。
月末にはたろうとまめを連れて母に会いに行こう。
母も、おっさんに近づいた息子より、かわいい盛りの孫の方が、楽しいだろう。